プラン例

鶴岡・酒田 1泊2日|東北なのに週末で行ける庄内の旅プラン例

舞台:庄内(鶴岡・酒田)
「杉並木と、クラゲと、日本海に沈む夕日」──羽田から庄内空港まで約1時間、着陸してすぐ観光に入れます。




空港が酒田と鶴岡のちょうど中間にあるので、北へ向かう(鳥海山麓)か、南へ向かう(鶴岡・大山)かの二択  好みで選べます



このプランについて

東北なのに、週末で行ける。杉並木と、クラゲと、日本海に沈む夕日

東北の日本海側、と聞いて具体的な景色が浮かぶ方は、そう多くないと思います。ガイドブックの東北特集をめくっても、たいてい数ページで通り過ぎてしまう。

けれど、羽田から一時間の飛行機を降りて、その日の午後には樹齢数百年の杉並木を歩いている——庄内は、そういうことが本当にできてしまう場所です。

情報が少ないのは、魅力がないからではありません。ただ、知られていないだけです。


一日目|杉並木を上がって、海の見える宿へ

庄内空港に降り立って、まずは鶴岡で昼食を。この土地は米と魚と在来野菜の産地で、特別な店を探さなくても、普通の店が普通においしい。 旅の最初に幸せな食事を。

午後は羽黒山へ。随神門をくぐると、そこから先は空気がはっきり変わります。両側に立つのは樹齢三百年から六百年の杉。石段は二千段を超えますが、国宝の五重塔までなら往復一時間弱。そこで折り返しても、この山のいちばん濃い部分は十分に味わえます。見どころの五重塔は彩色も装飾もない、素木のままの塔。

夕方は加茂水族館へ。クラゲの展示数は世界一。円形の巨大な水槽に光を受けたクラゲが漂う光景は、写真で見るより実物のほうが静かで圧倒されます。

宿は日本海沿いの温泉へ。晴れていれば、部屋から海に沈む夕日が見えます。 夕日が海に落ちる——日本海側ならではの景色です。

二日目|米蔵の町、酒田へ

車で四十分ほど北上して酒田へ。

山居倉庫は、明治期に建てられた米の保管倉庫。黒い板塀が続き、その裏手にケヤキの大木が並びます。装飾のためではなく、日よけと風よけとして植えられた木々です。用のために作られたものが、結果として美しい。 庄内という土地を一枚で説明するなら、たぶんこの場所でしょう。

日和山公園まで足を伸ばせば、港と日本海が見渡せます。かつて北前船で栄えた町の名残が、坂と社寺と旧家のかたちで残っています。

昼は庄内浜の地魚を。午後は庄内をもう一段だけ奥へ進みます。

北へ向かえば、鳥海山の伏流水がそのまま池になった丸池様。湧き水だけでできた小さな池で、底に沈んだ倒木の形まで見えるほど澄んでいます。水の色は季節と光でまるで変わり、同じ写真が二度と撮れない場所です。海沿いに出れば、岩礁に直接彫られた十六羅漢岩。波をかぶりながら、百五十年ここに立っています。

南へ向かうなら、土門拳記念館へ。昭和を記録し続けた写真家の全作品が、この静かな一館に収められています。庭を含めた建築そのものが作品のようで、旅の最後に言葉が少なくなる時間です。そのまま鶴岡・大山の酒蔵地区へ抜ければ、庄内の米が酒になったかたちを味わって帰れます。

どちらに振るかは、当日の天気とお気分で決めていただいて構いません。
体力に合わせて外しても問題なくルートを作ってあります。
ご相談のうえ、ご希望に合わせて組み込みます。


こんな方に

  • 定番の東北はひととおり行った、という方
  • 人が多い観光地に少し疲れている方
  • 二人で、静かに、よく話せる旅にしたい方
  • 「週末しか取れないけれど、ちゃんと遠出した気持ちになりたい」方

いちばんおすすめの季節

五月から六月の新緑、そして九月から十月。特に秋は、新米と新酒と魚が同時にそろう、この土地が一年で最も豊かな時期です。

冬の庄内には寒鱈や雪景色といった別格の魅力がありますが、天候による欠航・道路状況のリスクがあります。冬季をご希望の方には、余裕を持った行程と代替案をセットでご提案できます。